保命酒の飲み方を教えてください。

2018年1月5日よくあるご質問と答え

保命酒はリキュールです(アルコール分約14%)。食後のデザート酒または食前酒(甘い味が大丈夫な方向け)として、シェリーグラスや食前酒グラスでお楽しみください。

初めて飲まれる方は、独特の甘さと風味に少し驚かれるかも知れませんが、そうした方も続けて飲むことで保命酒の持つ深い味わいに慣れ、むしろクセになり、美味しく飲めるようになります。

保命酒は薬味酒(桂皮などハーブ16種を漬け込んだ酒)であるため、お休み前におちょこで1杯、といった飲み方もよく知られています。

いずれにせよ保命酒は、少量(おちょこ1~2杯程度、20ml~30ml程度)を毎日の習慣として続けて飲んでいただくことをおすすめします(※)。保命酒には16種類のハーブエキスの他、米由来の必須アミノ酸(記事の最後で紹介)が含まれている等、身体に嬉しい成分が含まれています。

※おちょこ1杯の容量としては注ぎ方にもよりますが一般的な大きさのおちょこで18ml~30ml、またシェリーグラス(食前酒グラス)では60ml程度と言われています。お好みにより量を加減してください。

近年では飲みやすさやアレンジの楽しさを考慮して、カクテルやソーダ割に活用するなど、その他のリキュール酒と同様、アルコールドリンクの原料として使われることが増えています。

例えば、コーヒー・紅茶に入れたりしても、ほっと温まるアイリッシュコーヒーやフレーバーティーのような深い味わいが楽しめます。

(画像は静岡県下田市のコーヒーハウス「可否館」で提供される保命酒を使った創作コーヒー「ハリスの夢」。保命酒の甘い香りがほのかに漂う独特の味わいです)

アルコールドリンクとして活用する場合、梅やレモンなど酸味のある果実は保命酒と相性も良く、使われていることが多いです。

保命酒の蔵元でも、梅漬けの保命酒、あんず漬けの保命酒などは製品化しており、店頭で試飲を行うお客様の評判は極めて良いようです。

参考・蔵元の販売する果実を使った保命酒

保命酒の甘さはみりんの甘さ、みりんの甘さは米の旨みです。保命酒は麹の糖化力によって米の旨みを充分に取り出し、米由来の甘みと浸透圧がかかることによりエキスが抽出されています。

これに含まれる必須アミノ酸9種類(※)を含む18種類のアミノ酸は味わいに「コク」を与えてくれるばかりでなく、美容・健康にも良いとして近年注目を浴びています。

※必須アミノ酸9種類・・・体内で充分な量を合成できず、食物で栄養分として摂取しなければならないアミノ酸のこと。リジン、ヒスチジン、フェニルアラニン、ロイシン、イソロイシン、メチオニン、バリン、スレオニン、トリプトファン。