保命酒について
保命酒(ほうめいしゅ)とは
保命酒は「リキュール」に分類されるアルコール飲料、つまりお酒です(アルコール分:14%)。瀬戸内海で古来より栄える港町「鞆の浦」で誕生しました。
このお酒は江戸時代の初めより醸造されたお酒で、もち米をベースに作られた甘口のお酒の中に桂皮などのハーブを16種類も溶け込ませてあります。
古くは、万病・長寿に良いとされ、全国で広く販売されており、贈答や献上品としても喜ばれてきました。
幕末には黒船で日本を訪れたペリー提督も飲んだとされています。
※ 保命酒そのものはアルコール飲料であるため、弊社では保命酒の取扱いを行っておりません(※(有)ぬまくま夢工房で酒類の取扱いがあります)。
Web上で保命酒をお求めの方は「ぬまくま夢工房」Webショップでお買い求めください。
保命酒の歴史
保命酒が生まれたのは、万治二年(1659年)江戸時代初期。大阪の漢方医の子息、中村吉兵衛が当時の鞆の浦で造られていた「吉備のうま酒」というお酒に中国産の生薬をつけこんだのが始まり。
中村家は鎖国時代に唯一国外に開かれていた港、長崎の出島に薬草の買い付けに行っていましたが、その道すがら鞆の津に立ち寄り「吉備のうま酒」と出会ったのです。以降、現太田家住宅の場所で「十六味地黄保命酒」として醸造をはじめます。
江戸時代、保命酒は福山藩の庇護を受け、備後の特産品として全国にその名を広めましたが、幕末には黒船・日米親和条約で知られるペリー提督一行の接待に用いられたことでも有名です。
[写真] 2005年、静岡県下田市に訪れたペリー提督の子孫および親族に保命酒を手渡す岡本亀太郎本店専務(当時)と弊社専務(当時)の写真。ペリー提督にゆかりある下田市・了仙寺様の協力を得て実現した民間交流の1シーン。
保命酒の飲み方
アミノ酸を豊富に含んだ保命酒は、健康や美容に大変良いと言われております。
おちょこ1~2杯を、食前もしくは、お休み前にお飲み下さい。その他、ストレートで・水割りやお湯割りで、炭酸やジュースで割るなど、様々な形でお楽しみいただけます。
[写真] 静岡県下田市「可否館」の保命酒飲料「ハリスの夢」。和製アイリッシュ珈琲の印象。飲んだそばから身体が温まるのが実感できます。
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