ぶどう(沼隈ぶどう)
広島県の最東部にある福山市沼隈町は県内屈指のぶどう産地。
沼隈町では生食用のぶどうが栽培されており、地元では「沼隈ぶどう」という呼び名で親しまれています。
沼隈ぶどうの出荷シーズンは例年7月中旬から10月上旬あたり。沼隈町では「ピオーネ」「シャインマスカット」「ニュー・ベリーA」「安芸クイーン」などの品種が主として販売されており、お中元時期にはぶどう団地内の直売所に長蛇の列が並びます。
沼隈町産のぶどうは年間約1,000トンの出荷量と6億円超の販売高を誇っており、県内市場への出荷を中心として西日本の主要市場へ主に出荷されています。
沼隈のぶどうはそのほとんどが種無しぶどうであるため、お子さまからご年配の方まで幅広い世代の消費者に愛されています。近年は「シャインマスカット」や「瀬戸ジャイアンツ」に代表される「皮ごと食べられるぶどう」の人気が高まっており、値段はその他の品種に比べてやや高価ですが贈答用に最適と選ばれるぶどうです。
生食用ぶどうを美味しく食べるコツは、やはり新鮮なものを選ぶという点が第一。見分け方はとても簡単で、果梗(かこう)と呼ばれる軸の部分(ぶどう粒がついた枝のところ)が青々とした緑色であれば新鮮である証拠です。逆に、鮮度がなくなっていくにつれ果梗は段々と茶色になっていきます。
なお、ぶどうの保存については房付きのまま新聞紙などで包み、直射日光を避けた冷暗所での保存がベストです。冷蔵庫に入れっぱなしはおすすめできません。冷蔵庫しか保管場所がない場合は常温保存と同様に新聞紙で包み、野菜室で保存してください。
お召し上がりの際には、冷蔵庫で冷やして食べた方が好きな方、常温に少し戻して甘みをしっかり楽しみたい方、それぞれあるかと思いますが、近年のぶどうは糖度が高いものが多いので、どちらの食べ方でも美味しく召し上がれると思います。
いずれにせよ、なるべく新鮮なうちにお召し上がりください。
沼隈町産ぶどうを使った特産品加工品
当店が製造・販売を行う「沼隈ぶどうジュース」は、本来生食用である沼隈町産のぶどう(ニュー・ベリーA)を100%使用しています。保存料や香料など添加物を一切使わない、自然の甘みをそのまま生かしたストレートジュースです。
粒の選定や果梗の除去、搾汁作業など、ほとんどの工程を手作業で行うため大量生産は難しいですが、例年500本前後の本数を製造しており、おかげさまで毎年完売状態が続いております。
本商品の販売について、当店インターネットショップや実店舗で販売の他、地元である福山市の道の駅(道の駅アリストぬまくま、広島県福山市沼隈町常石1805番地)などでお買い求めいただけます。