本みりんと「みりん風調味料」の違いが分かりません。

2018年11月19日よくあるご質問と答え

ミツボシ本みりん1,800ml(岡本亀太郎本店製造)

(岡本亀太郎本店のミツボシ本みりん)

本みりんはお料理に照りやツヤ、砂糖とは違ったまろやかな甘みを加える酒類調味料です。アルコール分があるため、肉や魚の臭み消しや煮物調理時の煮崩れ防止、味を浸み込みやすくする等、お料理の上で様々な効果があります。通常、「みりん」というと、この「本みりん」を指します。

◆ぬまくま夢工房オンラインショップの本みりん商品一覧


※当店で販売しているミリンは全て「本みりん」です。

一方、「みりん風調味料」は水飴やぶどう糖といった糖類を加えて「みりん風に仕上げた」調味料です。アルコール分は1%未満であるため酒税の対象とならず、酒販店以外での取り扱いも可能で、かつ比較的安価に購入できます。

みりん風調味料はお料理にツヤやテリが出やすいことが特徴的で、前述の通りアルコール分をほぼ含まないため、火を通さない調理では重宝します。

※みりん風調味料とよく似た名前で「みりんタイプ調味料」というものもありますが、こちらは「発酵調味料」とも言われる、加塩(塩分を加えた)タイプの調味料で、異なるものです。みりんタイプ調味料はアルコール分を含みますが加塩により飲用が不可で酒類とみなされないため酒税がかからず、本みりんよりは安価に購入できます。

開封後、「本みりん」は冷暗所で保存、「みりん風調味料」は冷蔵保存で

開封後の保存方法について、「本みりん」は開封後も冷暗所で保存(冷蔵庫に入れない)するのが望ましいとされていますが、みりん風調味料はアルコール分がほぼ無いので、腐敗や雑菌の増殖を防ぐために冷蔵庫で保存するのが望ましいとされています。